第33回 国際シンポジウムにエイミー・グッドマン出席「我々は沈黙しているのではなく、沈黙させられている」

主催:上智大学グローバル・コンサーン研究所、国際基督教大学社会科学研究所

グローバル化時代にデモクラシーを再生できるか?:代議制の危機を超えて

日時:2014年1月18日(土)終日

会場:上智大学四ツ谷キャンパス2号館17階国際会議室

自由民主主義がいま世界的な危機に瀕しています - EBAC
グローバル化と「改革」の名の下、企業エリートとその代理人たちが国家権力をほしいままにしつつあるなか、国民国家の枠組みを前提とした代議制が土台から揺らいでいるのです。経済格差や社会排除が広がり、国民統合が失われる一方、まさにそうした現実から注意をそらすように、富を集中させる権力者たちによって偏狭なナショナリズムが煽動され、国内外の「仮想敵」に向けられたヘイト(憎悪)が拡散されています。

2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故は、すでにこうした変化が過去20年ほどの間に急速に進んでいた日本を襲ったのですが、結果としておよそ40年ぶりに、多くの若者の参加を得た抗議行動の再生をもたらしました。またソーシャル・メディアが、癒着にまみれたメディア企業体による情報の独占をこじ開けようとしています。
代議政治やマスメディアが機能不全に陥り、市民生活を守ることを放棄したかのような現在、直接行動やオルタナティブ・メディアは人びとの力となり、デモクラシーを再生することができるでしょうか。

上智大学グローバル・コンサーン研究所と国際基督教大学社会科学研究所の共催する今年度で第33回にあたる国際シンポジウムは、「グローバル化時代にデモクラシーを再生できるか?」、その可能性の模索をテーマに据えます。新自由主義グローバル化の席巻によって、これまで先進民主主義国家とみなされてきた国々においてさえ、暴力や貧困による人間性の蹂躙が拡大してしまっているなか、代議制の危機を超えた先に、人びととデモクラシーのいかなる未来が描けるのか考察を深めたいと思います。(via: 第33回国際シンポジウムのページ)

 

 【当日の動画中継と記事】

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 レイバーネットTV(動画) / レイバーネット日本

Independent Web Journal

 IWJ チャンネル (動画)/ Independent Web Journal

 

■第1部

  • 基調講演 コリン・クラウチ (Colin Crouch) 氏(社会学者、ウォーリック大学名誉教授)
  • 基調講演 エイミー・グッドマン (Amy Goodman) 氏(ジャーナリスト、デモクラシー・ナウ!共同創設者)
  • コメント 中野晃一氏(上智大学教授、グローバル・コンサーン研究所所長)

 

■第2部

  • パネルディスカッション 第1セッション
    講演 山口二郎氏(北海道大学教授)/松元ちえ氏(レイバーネットTV)/木村正人氏(高千穂大学准教授)/司会 三浦まり氏(上智大学教授)
  • コメント コリン・クラウチ氏/エイミー・グッドマン氏

 

■第3部

  • パネルディスカッション 第2セッション
    パネリスト 木村正人氏/松元ちえ氏/山口二郎氏/エイミー・グッドマン氏/コリン・クラウチ氏/コーディネーター 三浦まり氏

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【提供/協力】

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  • 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)Website